「鴻鵠会」第４回同窓会の開催、おめでとうございます。ご参集された皆さんに、心から、お祝いを申し上げます。本来であれば、皆さんと直接お会いし、ご挨拶すべきところですが、あいにく九州に出張しているため、参加することができません。前院長の真渕先生にメッセージを託しましたので、よろしくお願いいたします。

京都大学公共政策大学院も、早いもので、発足して7年目を迎えました。この間、修了生は200人を超えるまでになり、「鴻鵠会」の会員諸氏は各方面で活躍されています。まさにご同慶の至りです。おかげさまで、わが公共政策大学院は、一昨年、日本で初めての公共政策大学院の認証評価で高い評価を得ることができました。なかでも、修了生の皆さん方が培ってこられた、院生主体の自主的な研究や政策提案活動、「公共空間」の編集発行、ホームページの編集と、そこに流れる創造的精神は、現在も脈々と受けつがれ、本学大学院の最大の魅力のひとつとなっています。

また、修了生の皆さんのご活躍は、私ども教員だけでなく、後に続く後輩たちの誇りとなり、公共政策大学院のさらなる発展の力になるものです。今日一日、旧交を温めながら、あるいは卒業期をまたいで、大いに交流を深め、明日への英気を養っていただきたいと思います。最後になりますが、改めて、ご盛会をお祝いし、私からのメッセージとさせていただきます。

2012年7月14日

京都大学公共政策大学院長　岡田知弘